リリ子通信(仮)

Vol.27「Gettyさんに好きなハードコアの話を聞こう」

掲載
リリ子

Lilium Recordsの看板娘。淡泊な性格。麻婆豆腐をイチから作ることにハマる。

名無し姫カット

リリ子通信(仮)のアシスタント。口が悪い。夏休みのため今回はお休み。

こんにちは、リリ子です。Lilium Recordsの最新情報などをお届けするリリ子通信(仮) Vol.27をお送りします。

Gettyさんに好きなハードコアトラックについて語ってもらおうということで、前回に引き続きお越しいただきました。

やっていくぞ!

名無し姫カットさんは「夏休みもらいます。」とのことです。


では早速ですが、Gettyさんが好きなハードコアのトラックを紹介していって頂けますか?

まずは最近僕が一番好きなハードコアを紹介するぜ!これなんですけど。

Technikore!私も大好きです。

これ、マジでいい曲。

ここ数年で更に存在感が強くなった気がします。

最近のTechnikore、素晴らしいですね。

Technikoreのどこに惹かれますか?

本場のメロディアス系のUKハードコアは大きく分けて2種類あると個人的に考えていて、それが
・Gammer, Darren Styles, Stonbankのようなベースにサイドチェイン[*] がかかっているタイプ
・Technikoreのようなベースが裏打ちのタイプ
なんです。

* 作曲における手法のひとつ。ある音を使って他の音を操作することを指し、ここではキック等を使ってベースの音量を上下させる「サイドチェイン・コンプレッション」のこと。

なるほどなるほど。

これまた個人的な意見なんですが、裏打ち系のベースは正統派で、色んなジャンルを取り込んでいった結果がサイドチェイン系なんじゃないかなと思ってます。

確かにEDMが流行してからがっつりサイドチェインがかかったサウンドがハードコアにも増えていった気がします。

そういった観点から言えば、昔からのUKハードコアの流れをくんだハードコアがTechnikoreで、そこに最先端のサウンドメイキングが合わさり、独自の世界観が表現できてるんじゃないかなと。そういったスタイルもリスペクトしてます。

このトラックもすごいパワーを感じます。

Facebookで「新曲できたぜ!」って動画がアップされてたんですが、それ聴いた段階でヤベエのきたなと。いつリリースすんだろうって感じでずっとワクワクしてました。

Technikoreといえば、過去のトラックのアップデートバージョンも盛んにリリースされてますね。

Supersonikでリリースしてた曲の2018年版をリリースしまくってます。これがどれもよくて!マジで!

めっちゃ前のめりになってて怖い…。

リード、キック、ベース、どれも参考にしてます!

そういえば、めっちゃ”Just Be 2.0″推してましたね。

ヤバイトラックです。でも初代の衝撃がすごかったなとは感じます。DJで毎回使ってたなぁ。今でもよく使いますけど。

改めて考えてみると、今一番好きなUKハードコアのトラックメーカーです。

ちなみにTechnikal名義は?

ちょいちょいですね。でもやっぱ170が好きなんだわ!


では次のトラックを。

2013年くらいに初めて海外のトラックを聴いてヤベエなと思った曲がこれです。

あぁ〜!私もこのトラックには衝撃を受けました。改めて聴いてみると、かなり先進的なウンドメイキングですね。すごい。

これすごかったね、マジで。ボーカルのカットアップがかっこいいです。

EDM, Dubstep, Complextroなどの流れがどんどんハードコアにきてた時代だったと記憶してます。

ですね。ベース系のトラックがたくさん出てきた頃で、今までと違う雰囲気がありました。

その中でも抜群にカッコイイ。そしてベースがトリッキーなのもまた良いです。

当時としてはエグいサウンドで、こんなベースサウンド作り出すなんて、と思っていました。

Modulateは現在Stonebankという名義で活動してますね。この曲は有名なコンピレーション『Clubland X-Treme Hardcore 8』にも収録されてましたね。

そうそう、”24/7 (Styles & Breeze 2011 Mix)”も入ってました。

永遠にリリースされないやつですね。

それ!


ベース系のハードコアが流行ってきて色んなトラックを聴いてたんですが、当時ヤベエ曲きちゃったなと思った曲がこれです。

潔いくらいのベースドロップ!これまでのハードコアにはあまりなかったような展開ですよね。

Olly Pは”F##k It Up”などが有名ですね。これは今聴いてもスゲー好きです。

唯一無二のドロップを作りまくっててすごい!「ようやるわ!」と思っちゃいます。

どの辺がGettyさん的に刺さりましたか?

サウンド的にはちょっと昔のスタイルなんだけど、そこもすごくよくて。

確かに最新のサウンドとはまた違いますが、独特のスタイルだなと感じます。

それと、とにかくOlly Pは全体的に音がデケェ!DJで使ってると音デカ!って。

ちょっと音量下げないとですね。

あと、この曲もとにかくヤバイ。ドロップの入りがかっこよすぎる…。

ビートが遅れて入ってくるやつですね。クラブで聴くとすごく盛り上がります。

あ、これも音がでかい!

音がデカイ情報は結構です。


では次のトラックを。

“Just Be”と同じくらいヘビープレイしてる曲です。お前この曲使いすぎだろって曲なんですけど。

Together We Rise(以下: TWR)の中で一番好きなのがこのトラックです。

何かエピソード的なものはありますか?

“Stay Young”や”Jump Up”といったTWRのトラックが全盛期のときに「TWRの曲をかけるのはシャバイ!」みたいな雰囲気がなんとなーく出てきて。なんとーくみんなあまり流さない雰囲気があった気がします。

2015年頃ですね。TWRのトラックが次々とアンセムになっていきました。

そんなトラック達を最近になってここぞという時にかけるようになってきました。というか、今になって僕はTWRめっちゃかけてます。

やはり有名なトラックはここぞという時にドカンといきたいですね。

TWRの中で次に好きなのがこれです。

この曲は思い入れがあります。というのも、展開をかなり参考にしてトラックメイキングしてました。特にトラップになるパートとかですね。

どういったトラックが誕生したんですか?

この展開を参考に”Kick It Out”とかが生まれました。

おぉ!アンセムですね!

サウンドは”Born Again (Darren Styles & Gammer Remix)”を参考にしました。

制作秘話もポロっとでてきて大満足です。


REMIXESとかに1曲だけ入ってるハードコアトラックが良いがちなんですよ。

ありますね。原曲も他のリミックスもハードコアじゃないけど1曲だけハードコアリミックスが入ってるリリース。

そうそう。そういうやつです。

有名どこだと『Follow You (The Remixes)』もハードコアが1曲だけ入ってますね。

それ!!そしてこのトラックがこれが信じられないほど良くて。

これもすげーよい!!

それからこれです!!(※11トラック目)

言葉を挟む暇がありませんでした。

『魔Q少女M∀STERあらしZ』はよくわかってないんですけど、他の収録曲もメンツが豪華!

確かに名だたる方々が名を連ねてます。

ノリケンさんの曲を掘ってた時に見つけて「めちゃめちゃええやんけ」って。


日本のトラックがあがったので日本シリーズいってみましよう。

国内だとSynagiさんのアレです。

前回語って頂いたトラックですね。

やっぱ最高なんだよな。

他はありますか?

ちょっとやべえのきたぞ、というのがこれでした。

DJ NECOJITA…。一体何者なんでしょうか。

とにかく異彩を放ってました。というか、J-NERATION 2は神アルバムですね。ジャケットも盤面もキャッチコピーも何もかもが神!


鳥さんの曲で今でも好きなのがこれです。びびっちゃった。

今聴くと音ネタやサウンドが骨董市みたいになってます。

当時信じられんくらい聴いてました。大学生だったなあ。

もう4年前のリリースですね。

ニジカワの曲はこれです。やっぱいいなー!

Nizikawaさんらしさが溢れる一曲だと感じます。とにかくカッコいいです。リフが最高ですね。

ほんとそれ!当時これのパクリみたいな曲作りましたもん!

ではそろそろお時間が近づいてますのでラスト1曲を。

えぇ〜!そんなこと言われたらマジで迷っちゃうんですけど。うーん、やっぱノリケンさんのスタイルを尊敬してるのでこれですかね。

『HARDCORE SYNDROME』のシリーズ10作目ということで、記念にリミキーズがリリースされたんですが、この時にリミックスをしました。思い入れもあるトラックです。

前回語っていただきましたよね。

誰のリミックスやりますか?って聴かれたときに食い気味にノリケンさん!って答えましたからね。リミックスはTechnikoreにも気に入ってもらってHardcore Undergroundのミックスコンピにも収録してもらいました。

それはすごい!!

自分でも気に入ってるしウケも良くて嬉しいです。何よりリスペクトを込められたかなと思ってます。リミックスはリスペクトを込めがち。

どなたかのトラックを自分なりに解釈するわけですから、リスペクトは重要かもしれませんね。

そういう意味でもニジカワと鳥さんの”Bass Battle (vs. Freezer)”のリミックスも上手くいったと思います。

特典に収録されたレアトラックですね。

あ!ノリケンさんの曲で一番好きなのはこれです!

ラスト1曲って言ったじゃないですか!

終わり終わり〜!


では最後に、この記事を読まれている方にメッセージをお願いします。

インタビューは初めてで、自分のことを語るのは恥ずかしかったですね。
Gettyってこういう曲を聴いてたんだな~というのを感じてもらえればと思います。どれも挙げた曲は最高なので、これを機会に聴いてくれたら嬉しいです。
自分がDJを始めた理由の一つとして「この曲めっちゃいいから聴いてほしい!」っていうのもあるので、色んなハードコアをみんなにもチェックして欲しいです!
家で聴くのもいいけど、せっかくのクラブミュージックなので、少しでも興味があればぜひ実際に足を運んでもらえると嬉しいです!

前回に引き続きありがとうございました。

長々と話しちゃったな~!

いえいえ、楽しかったですよ。ではまた!

お疲れ様でした〜!


リリ子通信(仮)ではお便りを募集しています。

それではまた来週お会いしましょう。ごきげんよう。